共同自作戯言駄文。

はー、やっと投稿できた…。
ていうか、手直し一切加えてないから、なんだか若さが垣間見えるカンジに…文才のナイ私がこんな長文を形にできたのは、きっとおそらく、というか絶対ゆなんサンのおかげなわけで…楽しかったね、コレ書いてたとき。何時間も長電話して…笑。
また機会作ってやりたいです。戯言終了記念にでも。
とりあえず、懐石食べに行く日を楽しみにしてます♪
ひさしぶりなチビッコに会えるね!\(*´∀`*)/

あ、どうせだから玖渚編もアップしてみましょか。(今回のはいーちゃん編)
まぁ、それは次の機会にでも。



某月某日金曜日、静かな昼下がり。
時間的に言うと、午後三時を少しばかり廻ったところ。
三時とは言っても、今僕は不覚にも時計を所持していないので、正確なところは解らないのだけれど。
それでも、だいたいは合っていると思う。
まぁ、間違ったところで何か不都合な事が起こるわけでもあるまい。
たとえ起こったところで僕がどうなろうと、誰一人、知ったこっちゃ無いのだろうけど。
とにかく、昼下がり。
大学が休みで暇を持余していた僕は、気晴らしに今、三条通りにあるスターバックスの屋外テラスで一人、抹茶フラペチーノなるものを飲んでいた。
それなりに甘くはあるが、割においしい。
天気については、たまたま今朝、電気屋の前を通ったときにやっていたニュースで、お天気おねいさん(美人とも言えなくも無が、まぁ僕のワードローブからは外れている)がさわやかな笑顔で言っていた通り、天気は良好。
快晴。
つまり、青いという事だ。
青というが、それは太陽が放つ光が大気中で分散して目には青だけが見えるというだけで、実際の光は白いのだけれど。(最も、合っているのかどうかは僕の記憶力からして定かではないが…)
うーん、実に戯言。
とにかく、こんな青い空を見ていると、誰かを思い出すような。
はて?誰だったか。
そうこう思案していると、ふと携帯の音と思われる耳障りな機会音が耳に流れ込んだ。
ピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピ。
どうやら僕の携帯らしい。
えぇと、確か通話ボタンは……。
「ひゃっほー、僕様ちゃんだよー」
「………………」
無言。
えぇと。
「もしもーし、いーちゃーん、聞こえてるー?」
手のひらサイズの長方形の箱からは、やたらとテンションの高い聞き覚えのある声。現代技術とは凄いものだ。人類は愚かではあるが馬鹿ではないと思う。少なくとも、日常生活を送る上で、便利といえるものを作り出すという点ではそうだと言えるだろう。
そんな事を考えていると、
「電話なんだよー、喋らないと意味無いよ」
電話先の相手はこいつだったのか。
「………あぁ、友か…」
ここで、今さっき電話越しに聞いた友の台詞が引っかかった。
あれ、僕は黙っていたのだっけ?
今まで人類とお天気おねいさんの在り方について熱く議論を交わしていたのだと思っていたのだけれど…。

唐突に。

「いーちゃん今どこ?」

僕は流されやすい、と思う。
実際そうなのだが、特にこいつ、玖渚 友が相手となれば殊更だ。
そもそもこの娘、人に合わせるという事をしない。
…いや、訂正。
知らないのだ。
というわけで、友の質問に答えるべく、僕は思考回路を戯言から所在地へと繋ぎ直す。
「三条通りのスターバックス」
単刀直入とでも言うのだろうか。いや、確かこういった使い方ではなかったような…。
僕はもっと日本語について学ぶべきなのかもしれない。
まぁその問題は置いておく事にして。
とにかく簡潔に、用件だけを答えた。
「……………」
しばしの沈黙。
電話の様子からして、友はそれなりに驚いているようだ。
僕の外出はそんなに珍しい事だったか。
まぁたしかに気晴らしで外出、なんてのは、僕の流儀からして珍しい事ではあるが。
それでも全く有り得ないといった行動でもないだろう。
なんにせよ、無駄な時間をすごしている事には、変わりは無いのだろうけれど。
それでなくとも、生きている事自体、僕にとっては時間の浪費みたいなもんだし、今さらそれについてどうこう考えようとは思えない。
いや、思わない。
「あ、まさかデェト?浮気とかしちゃってたり?だめだよーいーちゃん、僕様ちゃんというものが在りながら。裏切り行為だー」
「…本当にそう思うか?」
「うに。思わない」
即答かよ。
ストレートに失礼だと思ったが、相手が相手だ。
ここは目を瞑っておく事にしよう。
ちなみに友の所在地なんて、あの完全引きこもり娘に対しては愚問でしかないので聞かない事にする。
いっその事、今度からは可愛くヒッキーとでも呼んでやろうか…
いや、やめておこう。柄じゃないし、そんな事を言おうものなら、次の日から知人に白い目で見られること請け合い無しだ。
それは出来る事なら避けておきたい。
波風を立てるのは嫌いだ。
僕は別の質問をすることにした。
「何か用か?」
「………さぁ?何だろうね」
実に間の抜けた返事だ。
何も用がなければ掛けてはいけないとは言わないが、それでも無駄だと思った。
もったいないとは思わないけれど。
第一、気晴らしごときで三条通りまで出て来た挙句、スターバックスにて抹茶フラペチーノを口にしているという僕の行動自体が無駄なのだから。
そこには何の意味も無い。ただの、いわゆる暇つぶしというやつだ。
友もそういう事なのかもしれない。
そうでないのかもしれない。
気になったことは、本人に聞くのが最善の方法だと思う。
よって。
「友、暇してるのか?」
「それは、難しい質問だね」
難しいのか。
「うーん、そうだね。あえて言うとしたら、どちらでもないっていうのが正確かな」
曖昧だ。
彼女風に例えるなら、≪別荘購入、ただしアマゾン≫みたいな。
いや、訳が分からない。
ここで、のどが渇いてきたので、抹茶フラペチーノを口に運ぶ。
…う、少しぬるい。
天気が良いというのも考えものなのかもしれない。
声に出したつもりは無いのだが、唸り声が友の耳に届いたらしく、
「いーちゃん一大事!?大変だー、すぐに救急車手配するからねー!あ、それとも警察?パトカー?はたまた消防車?いっそレスキュー隊呼ぶ?」
…はたして。僕はそこまで大袈裟に唸ったのだろうか。
しかし、そんな事に思考をめぐらしている暇は無い。
早く誤解を解かなくては。
あの友のことだ、レスキュー隊どころかFBIまで呼びかねない。
こんな街中であんな黒服集団(いや、これは偏見だな)に囲まれた挙句、間違いでしたなんて事で済まされるわけが無い。
即座に頭を切り替え、返事を返す。
「大丈夫、むせただけだし」
「そうなのかな?じゃあよかった」
電話先で、受話器を置く音が聞こえた。
危なかった。
「ところでさ、いーちゃん」
こっちが真剣に危機(生命の、とまではいかなくとも、日常生活を送る上での支障としては十分成り立つであろう)を感じていたことなど露知らずといった感じで、話題転換された。
素直に受け流す僕は、お人好しなのかもしれない。
…いや、そんな訳ないか。
僕は善人でもなければ、悪人でもない。
ただの傍観者だ。
傍観者のはずだ。
「ん?何だ?」
「えぇとさ、一人でそんなところに居るってことは、つまり…暇、なんだよね?」
どうだろう。
暇というものに退屈という要素が含まれているとしたら、別にそんなことはないと思う。
そもそも、暇、という言葉にはどういった意味が含まれていたのだっけ?
…………。
しばらく考えて、暇=仕事・または用事のない間、と解釈したのでこう答える。
「まぁ、そうなんだろうな」
「家においでよ」
………。
今、何と?
「家においでよ」
「………」
「だーかーらぁ、家においでって言ったんだよ」
「あぁ…うん。それは分かったけど、何をいきなり…」
まぁこいつの突発的発言はいつものことだけど。
それにしても。
「いいからおいでよ」
「却下」
「………」
「僕はこれから隣の部屋に住んでいる剣術家のお姉さんとデェトなんだ。もうラブラブで、片時も離れてくれなくてね」
「いーちゃん、その嘘は見苦しいよ。っていうか、見苦しいんだよ」
くそう。バレばれだった。
「最近充電してないんだよ」
充電。
電荷を蓄える事。
そういえば、ここしばらく友に会ってなかったっけ。
…まぁいいか。
どうせ予定なんてこの僕には無いことだし。
久々に友に会うのもいいだろう。
「わかった、行くよ」
「やったー!じゃあ早くおいでよ」
ブツッ。
ツー、ツー、ツー、ツー。
切りやがった。
つねづね思うのだが。、僕はあいつにこのまま流され続けて生きていくのだろうか。
それも悪くないか。
うん、悪くは無い。
そろそろ椅子に座っているのも疲れたことだし。
僕はすっかり溶けてしまった抹茶フラペチーノを片手に立ちあがり、そして空を見る。
青かった。
「…しかし、蒼い」

青。
藍。
そして、蒼。

支配する蒼。
死線の蒼。
それにして、唯一の友。
無二の友。

―――笑止。
なんて、蒼。
なんて、戯言。

「ほんと、戯言だよな…」
抹茶フラペチーノをゴミ箱へ押しやって、その足でそのままスターバックスの脇に止めてある、巫女子ちゃんから譲り受けたベスパへ跨る。

足向く先は、京都一の高級住宅街、城咲。



END
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by alice-rabbit13 | 2005-11-30 18:09 | 駄文